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爽やかな朝にマンガ的アクシデントを。

今朝は快晴。お手製の焼きそばチーズトーストと、ジューサーでバナナマンゴーミルクを作り、健康的にお食事。ヒゲを剃って、歯を磨き、スーツもバッチリとキメて身支度を終えた私は、集積所に捨てるためのゴミを持って部屋のドアを開けました。今日はいい天気だなー。

(ガチャ)(バシャシャ!)ドブ臭い水が降り注いで参りました。イヤッホーー!!

えーー、わけがわからなかった人、いまから説明します。私も自分の前髪からドブ臭い黒い水がしたたり落ちてきた瞬間はわけがわかりませんでしたから。

私の住むアパートで外壁清掃(補修)というのがありまして、2週間かけて外壁や屋根の汚れを高圧水で洗い飛ばすらしい。で、昨日から作業がはじまり、アパートの周りに足場が組まれ物々しい雰囲気ではありました。今朝も朝の7時30分頃から作業者の声が聞こえ、私が部屋を出る頃には天井の上をミシミシと歩く人の足音も聞こえていましたっけ。しかし、忙しい朝ですので部屋をでる瞬間、そんなことはすっかり忘れて無防備にドアを開けてしまったわけです。

すると、広い屋根の掃除だったにも関わらず、あろうことか、偶然にも、たまたま、私の部屋の上、ドアの上で圧倒的な圧力を持った激流が、何年にもわたって降りつもったホコリや車の煤煙や虫の死骸やカラスの糞やらの汚物のオンパレードをこそぎ落とし、タイミング良くドアを開け、「今日はいい天気だなー」などとアホ面して空を仰いだ私の頭に、勢いもそのままに、黒の濁流となって、バッシャバッシャと降り注いだと、そういう次第です。ちなみにスーツは先日合コンのために新調したヤツですね。うふふ…。

作業の方もすぐに気がついて慌ててハシゴを下りて謝ってくれましたが、もうね、これは誰が悪いって話じゃないので、とりあえず「あ、おはようございます」とだけ言って、一度部屋に戻り、頭をざっと洗って、着替えました。

会社でこの話をしたら、同僚が一言、「マンガですか?」と。

いや、こんなシチュエーション、いまどきコロコロコミックでもねぇよ!!
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テーマ : 独身男性の日記&独り言
ジャンル : 独身・フリー

読書感想「イニシエーション・ラブ」(乾くるみ)を読んだよ

先日の初合コンの四方山話を友人とお茶しながら話していたところ、「イニシエーション・ラブって読みました?」と問われた。「いや。結構話題になったよね」「ぜひ読んでみてください(微笑)」

友人の爽やかな微笑に導かれ、いつものように古本屋で105円にて査収。

カバーには、『「必ず二回読みたくなる」と絶賛された傑作ミステリー』とあります。ふむ?合コン恋愛ものでミステリー?途中で殺人でも起こるんかいな?と想像しつつ読みはじめます。

物語は、1980年代のバブル最盛期の静岡と東京を舞台にA-sideとB-sideの二編からなります。

A-sideは、僕こと鈴木の“たっくん”が、代打で呼ばれた合コンの席で、“まゆちゃん”に出会うところからはじまります。やがて二人は、じれったくも着実に絆を確かめ合い、やがて結ばれます。ひっじょうに爽やかさんです。

B-sideは、“たっくん”が就職し、東京へ単身赴任となります。まゆとの遠距離恋愛。会えない時間が愛を育てるのかと思いきや、たっくんと同じ部署で働く才色兼備の石丸美弥子が強烈にたっくんへアピールしてきます。同時に、まゆの望まざる妊娠が発覚し、ふたりは苦悩の果てに堕胎を選びます。まゆに堕胎させてしまったという負い目もあり、たっくんはまゆと一生を添い遂げる覚悟を決めます。美弥子に対しても、まゆという恋人がいることをたっくんは正直に話しますが、美弥子はそれでもたっくんに猛烈アタック!やがてたっくんは、いつでも側にいて、自分を支えてくれる美弥子に惹かれて…。


文章にしてしまうと、非常に陳腐な恋愛モノに思えます。まあそれでも恋愛モノをあまり読まない私には、結構面白く感じましたが。特にたっくんの優柔不断なところや恋愛に不慣れなところは自分に似た部分もあり、思わず「ああ、こういう勘違いあるよなぁ…」とか心の中で呟いたことも。(ただ、女に手をあげるのはいただけませんが。)

この陳腐にも思える恋愛小説は、この後、一見、予想通りの結末を迎えます。しかし、最後のページの“矛盾”に気づいた途端、世にも怖ろしい非常にキテる物語に変貌します。読み終わった二、三日間、私は女性の目を見て話せませんでした…。

以下、ネタバレあり。本に興味がある人はここでSTOP。

さて、物語は佳境へ。まゆの堕胎から関係がぎくしゃくするたっくんは、男としての打算が働き、美弥子と肉体関係を結んでしまいます。それでもまゆは本命、美弥子はキープ、という位置づけです。なかなかにズルイ男です。しかし、ある日、まゆとのつかの間の逢瀬を楽しむベッドの上でつい「美弥子」と別の女の名前を呼んでしまいます。そこからは怒濤の展開で、たっくんはまゆと別れ、美弥子のもとに行き、そしてEND。

???あれ?これのどこがミステリ?思わず読み終わった電車の中で「へ?」と呟く私。
確かに最後の2行、美弥子がベッドの上で“別の男”の名前を呼ぶくだりは、まゆとのベッドの上で“別の女”の名前を呼んだたっくんへの“皮肉”のようではありましたが…。

しかし、“たっくん”はその名前に拒絶の反応を示しません。おいおい、ここで“たっくん”は、新しい恋人である美弥子に自分でない男の名前を呼ばれたことに暗澹たる心情を吐露してくれないと…。………ちょ、ちょっと待て。何かおかしいぞ、これ。

読み進めながら感じていた微妙な違和感。

まゆの指輪。平日に限られたデート。体調不良。ちょっと無理のあるあだ名の付け方。そして、“男女七人夏物語”…。

ま、まさか…。…ウソでしょ…。

これは…まごうかたなき強烈なミステリー小説です。若い男女の出会いと別れを丁寧に書いたほろ苦い恋愛物語は、“気がついた”瞬間、ある種の恐怖と嫌悪にとって変わられます。

物語は“たっくん”の視点で書かれており、表題となった「イニシエーション・ラブ」、つまり恋愛における通過儀礼がたっくんのものであるように書かれていますが、真相が分かった瞬間に、これは別の人物の「イニシエーション・ラブ」であったことがわかります。

ちなみに本作品でもっとも印象深いセリフは、まゆの体調不良が長引き、2週間ぶりのデートでのまゆのセリフ、「あれ、実は便秘だったの」。これが私的には、もっとも怖いセリフでした。まゆに感情移入し、たっくんの仕打ちに義憤を感じた人ほど、怖いのではないかと。もうね、ほんとね、私の女性不信を増大させるような作品を紹介してくれた友人と乾杯した気分だわ。もちろん、毒入りの盃で(笑)。

この作品は、若い人にこそ読んで欲しい。特に女性に“夢見ちゃってる”男の子には強烈なトラウマを植え付けるでしょう(笑)。そして、所詮は男は、女には到底叶わない生き物であるということをキモに命じることができる作品だと思いました。ほんと、女って怖い生き物ですねっ!!!

いやー、「ハサミ男」も優れた叙述トリックだったけどこの作品もすごいわ~。

これだから読書はやめられない!

テーマ : 読書
ジャンル : 小説・文学

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ねこさむらい

Author:ねこさむらい
猫をこよなく愛する天才こぴーらいたーが、トマトを育てたり、本を読んだり、自分でもよくわからない自身を分析したりするよ! で、現在、無職になっちゃった!? 絶賛再就職活動中ですわ!!

Twitter→ @catomato

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