スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【新日鉄】技術者を蔑ろにする国は滅んじゃうよ?【ポスコ】

新日鉄はなぜポスコを提訴したか? ひょんなことから「証拠」押さえる(2012年5月22日 J-CASTニュース様)

新日本製鉄が、提携関係にある韓国の鉄鋼大手ポスコなどを相手取り、高機能鋼板について、新日鉄が保有する製造技術を不正に取得・使用されたとして、不正競争防止法に基づく民事訴訟を東京地裁に起こした。「営業秘密の不正取得行為」として約1000億円の損害賠償と、高性能鋼板の製造・販売差し止めを求めている。
(中略)
新日鉄が提訴に踏み切る「証拠」をつかめたのは、韓国内の「事件」がきっかけ。2007年、ポスコから中国メーカーに、問題の鋼板の技術が流出させたとしてポスコ元社員が逮捕された。この元社員は裁判の中で、「流出した技術はポスコのものでなく新日鉄の技術」と主張。裁判では今回の新日鉄元社員の名前も登場したことから、新日鉄が証拠保全手続きで元社員の保有する資料を押さえ、今回の提訴につながった。まさに「幸運のなせる技」(新日鉄関係者)だった。(後略)

対韓国企業への典型的な技術漏洩事件のお話。新日鉄が何十年の歳月と何百億もの研究費をかけて開発した独自技術が、元社員によって韓国の製鉄会社ポスコに盗まれたわけです。普通、このような技術漏洩事件は立証が難しいのですが今回は、新日鉄が元社員の“シッポ”を思わぬ形で掴んだことにより提訴に踏み切りました。ポスコが韓国で元社員に起こした裁判、「中国に我々ポスコの技術を売り渡したのは許せないニダ!」と言ったところ、この元社員が「いや、俺が中国に売り渡したのはポスコの技術でなくて、新日鉄の技術だから!(ドヤァァ!)」とぶっちゃけ過ぎな証言。新日鉄が調査を開始してシッポを掴んだって経緯。日本の技術を盗んでおいて独自技術といいはるポスコの面の皮もスゴイですが、元社員のクズっぷりも実に面白いですね。

このような技術漏洩(産業スパイ)事件は、近年、非常に数が多くなっています。主な漏洩先は、中国と韓国。典型的な手口はというと…、

1.ハニートラップ。現地の日本人管理職や技術者が違法風俗や愛人やらお金やらを掴まされ、それを弱みに恐喝されて情報をお漏らし。

2.中国や韓国から日本に視察団がやってくる。普通の工場見学が何故か“関係者以外立ち入り禁止”の区域まで侵入。カメラをパチパチ。注意すると日本語分からないふりで笑ってごまかす。時には部品を“おみやげ”として勝手に持ち出す。

3.中国や韓国から留学生や技術研修者がやってくる。熱心にお勉強のその裏で、機密情報をせっせと国外へ。


このあたりの方法は伝統的。特に1のハニートラップは、企業だけでなく、政治家や外交官にも有効らしく、引っかかった中国駐在外交官が、「国家を裏切れない」として自殺した事件も記憶に新しいですね。(検索「中国 外交 ハニートラップ」)現職の政治家にも、色々とウワサはありますねぇ。

で、最近の技術漏洩事件のトレンドは、ズバリ4.「団塊の世代の引き抜き」です。定年退職を迎えようとする60歳前後の人に中国や韓国での再就職を斡旋する形で接触してきます。そして日本で高い技術を見につけた日本人が中国や韓国で「指導」という形で技術をお漏らしすると。

この件では、当然、引き抜かれた技術者にも批判があります。日本の会社で身につけたり、開発した情報を手土産に海外企業に再就職するという手口は、企業内の守秘義務違反に抵触する可能性が高いです。それ以上に自分の利益のために国や仲間を裏切るというその倫理観を批難する声も大きいです。

でも、猫侍はこのような技術者の流出の原因は、日本企業側の問題が大きいと考えています。文系の猫侍が言うのも何なんですが、日本の理系の技術者や開発者の給与は、その貢献度に比べて給与を始め、待遇が悪すぎます。
〈といっても、単純に文系と理系の給与を比べてみると実は理系の方が高いという調査結果が出ています。(←リンク 独立行政法人 経済産業研究所 西村 和雄様)〉

ぶっちゃけ文系の仕事って、替わりが利くことが多いんですよね。営業職でも管理職でも、僕らの広告・広報でも。文系の仕事でも確かに効率の面ではスゴイ人、そうでない人の差はあるんだけど、基本、誰がやっても問題ない。猫侍がコピーを書かなくても他の誰かが書いてくれるし、猫侍のコピーであろうが、他の誰かが書いたコピーであろうが、それほど売上に違いはないわけです。悲しいことに…。
でも、技術や研究開発の人間はそうじゃない。突出した個人やチームがまったく新しい技術を創造しちゃうことがある。例えば青色発光ダイオードや液晶の誕生なんかは、「この人」、「この人たち」がいなければ、未だに世に存在しない、もしくは十数年の遅れが出ていたと言われています。つまり、替えが効きにくい人材だと思うのです。そういった素晴らしい発見や発明をした人たちに対する正当な報酬が、日本ではほとんどない。企業は数千億円も儲けるのに、それを発明した技術者たちはその百分の一の報酬も得られない。これでは技術者が不満を抱えるのも当然です。

日本人の給与は、平社員と社長が10倍にも満たないような、格差が小さな社会です。国の富の99%を1%の超富裕層が握るアメリカに比べるまでもありません。そのような平等を尊ぶ社会では、「この研究は君一人の力じゃないよね?他の研究者の手助けがあったよね?」、「君は会社の設備で研究してるんだ。一人じゃこんな研究もできないよね?」、「会社は総務、営業、開発、広報、生産現場などいろんな人たちの努力によって成り立っているんだ。君の発明もその一つにすぎないよ」などの発言が、非常に説得力を持つ言葉になってしまいます。
でも、こんないい子ちゃんな正論、横並びな美徳は、グローバル化が進み、道徳もルールも日本と違う国との競争が必要な時代には命取りになりかねません。特に経済的な不安定感も増す今の日本で、給与や待遇の平等という美徳を技術者に押し付ける企業は、技術者に逃げられてしまってもしょうがないと言えるのではないでしょうか。

『成果を上げた人間には、相応の報酬を支払う。』

そういった単純だけど技術者に夢とやりがいを与える方法が必要ではないでしょうか。国も企業も、“国家の頭脳”の流出が、そのまま国や企業の衰退につながるという事実を、もっと認識するべきだと思います。

ちなみに、猫侍は特に取り柄のない文系コピーライターですが、中国娘からのハニートラップならばいつでもOKです。もっともボクの口から漏れるのは、愛のささやき、くらいなものですが。(ドヤァァ!)
スポンサーサイト

テーマ : 気になるニュース
ジャンル : ニュース

コメントの投稿

非公開コメント

最近の記事
500色の空
プロフィール

ねこさむらい

Author:ねこさむらい
猫をこよなく愛する天才こぴーらいたーが、トマトを育てたり、本を読んだり、自分でもよくわからない自身を分析したりするよ! で、現在、無職になっちゃった!? 絶賛再就職活動中ですわ!!

Twitter→ @catomato

カテゴリー
月別アーカイブ
最近のコメント
最近のトラックバック
ブログ内検索
RSSフィード
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。